健康経営は経済産業省が推進する、健康寿命の延伸における取り組みのひとつです。経営的な視点から社員の健康管理を実践することで、生産性の向上など組織の活性化をもたらし、結果的に業績の向上が期待されます。
がんの予防に焦点を当てた福利厚生は、ユニークな取り組みとして他社との差別化を図ることができ、企業のブランディング面においてもメリットがあります。社員の健康を願う企業姿勢は採用にも有効です。
がんは病状によって、勤務を続けられず休職や退職を余儀なくされることもあります。欠員を補うためには新規雇用コストがかかり、企業には大きなダメージとなります。がんを早期に発見できれば、社員に長く働いてもらえる環境を作ることができます。
なぜ若い世代に
ピロリ菌リスク検査が必要なの?
ピロリ菌という言葉を聞いたことはありますか?
実はこのピロリ菌、胃がんの発生要因のひとつといわれています。
胃がん患者のほとんどの人がピロリ菌に感染していると報告されています。
しかし若い時期に除菌治療すれば、将来の胃がんのリスクを下げられることがわかっています。
ピロリ菌のリスク検査で抗体を調べることは、胃がん予防の第一歩なのです。
胃がんは世界の部位別死亡数でも上位を占める疾患です。胃がん患者では高い確率でピロリ菌が検出されることが報告されています。
出典:WHO(世界保健機関)のIARC(国際がん研究機関)
胃がん予防戦略としてのピロリ菌除菌に関する報告書
ピロリ菌に感染すると、表層性胃炎から萎縮性胃炎となり、これが胃がんの発生母地となります。さらに進行して腸上皮化生になると、リスクの低下は期待できないと言われています。
出典:N Engl J Med. (2001) 345 (11): 784-9. JAMA. (2004) 291
(2):187-94.
Lancet (2008) 372: 392–7.
ピロリ菌に感染し胃炎を患った年月が長ければ長いほど、胃がんのリスクは高くなります。
この図は除菌治療した年齢によって胃がんの発症リスクが変化することをあらわしたものです。
25歳で除菌治療をした人と55歳で除菌治療した人、二人の間のリスク値には大きな差があります。この図から若いうちに除菌治療すれば一生涯にわたって胃がんを予防できることがわかります。
早ければ早いほど、発症リスクは下げられます。
当てはまる項目が多いほど、ピロリ菌感染の可能性が高いと思われます。
早急に検査してピロリ菌の感染を確認したうえで、除菌治療をする必要があります。
尿中のピロリ菌抗体の有無を調べる検査と、(+)判定の場合に
胃内視鏡検査の受診サポートがセットになった
プランです。
(+)判定となった場合、全国約330か所の提携医療機関にて胃内
視鏡検査をお受けいただけます。
(税込3万円までサポート)
胃のX線検査は
35歳〜※1胃がん検診は
50歳〜※2一般的に、健康保険に加入した人が胃のX線検査(バリウム検査)を受けられるのは35歳から※1で、国が推奨する胃がん検診を受けられるのは50歳※2です。若い世代は35歳になるまで胃の検査を受ける機会がありません。何らかの自覚症状がなければピロリ菌の感染を知るきっかけがないのが現状です。
年齢を重ねてから除菌治療しても、すでに傷ついた胃が元に戻ることはありません。だからこそ、若くて健康なうちに調べておく必要があります。
従業員の健康を守ることは、人材の定着率や満足度の向上につながります。
若い従業員を守るために、また健康経営の切り札として、ぜひこの検査をご活用ください。
※従業員数100名の企業の場合
(うち18-34歳が30名、35-75歳が70名)
(+) 判定率10%の場合の一例:
胃内視鏡検査※×3名=90,000円(個人負担)
(+) 判定率10%の場合の一例:
胃内視鏡検査※×3名=90,000円(無料受診)